2007年9月19日 (水)

夏の疲れがでる時期です

07us118_3 暑さが一段落したかと思ったら、また暑くなったり・・・

今年の夏は厳しかったですね。

この時期、夏に溜まった疲れがでてきます。

冷たいものを取り過ぎたり、クーラーで体を冷やし過ぎたり・・・

思いあたることは沢山ありますよね。

主な症状は、下痢、腹痛、食べると気持ち悪い等の胃腸症状、だるい、眠い、やる気が出ない等です。

対処法は、体を温める食べ物(しょうが、ねぎ等を入れたスープ等)を取り、夜は少食・早寝で体を休めてあげて下さいね。

お灸もいいですよ。

お奨めは足の三里・中かん・関元です。

お試し下さい。

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2007年8月 8日 (水)

夏バテ防止の食事とは

07us208_3 暑い日が続いていますね。

夏バテ、夏風邪、クーラー病の方が増えてきました。皆さんは大丈夫ですか?

今回は夏バテ予防の食事についてです。お腹を触ってみて下さい。冷たいな、と感じたら夏バテ予備軍ですよ。

夏にお奨めの食事をいくつか挙げてみましょう。

    枝豆・そら豆 : 胃腸の働きを正常にし、体の余分な水分を排泄してくれます

  うなぎの蒲焼 : 体の余分な水分を取り除く、寄生虫退治の働きがありますが、脂肪分が多いので胃腸が弱っているときは控えめに・・

    そうめん : 小麦が原料で、熱を取り、のどの渇きを止め、膀胱炎にもいいそうです。ただ、冷やしすぎに注意して、しょうが・ネギと一緒にどうぞ・・・

   冷奴 : 熱を取って、失った水分を補う働きがあります。体を冷やす作用が強いのでしょうが・ネギと一緒にどうぞ・・・

夏の食事は暑さで弱った胃腸を助けることが大切です。冷たすぎる食事、脂っこいもの、味の濃い物は少なくして、胃腸を労わってあげて下さいね。

あなたのお腹は大丈夫ですか?

*参考文献*

「薬膳料理」  稲田恵子著 健康ジャーナル社

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2007年7月 4日 (水)

水分の取り過ぎにご注意を!

Rinshi04210006_1 蒸し暑い日が続きますね。

湿度が高いこの季節は体調を崩しがち。

みなさんは大丈夫ですか?

この時期、だるさ、むくみ、下痢など水分の代謝が悪い事による不調が多くでます。そんな方は、暑いからといって、ついつい冷たい飲物を沢山とっていませんか?

この時期は消化器系が一番弱っている時期、そこに冷たい物が沢山入ってくると処理しきれません。しかも、水分の排出を担当する腎臓にも負担がかかります。

お腹は冷えて腸の働きは低下、下半身は冷えてむくみ、停滞した水分で体はだるい・・・おー、書いているだけでも辛い・・・

水分の代謝をよくする為には、

   冷たい飲物は最初の一杯だけにして後は常温か温かい飲物を!(はと麦茶がすすめ)

   しょうが、にんにく、ねぎなどの体を温める食物をとる!

   お風呂につかる(腰湯がおすすめ!)

夏バテ予防の為にも是非実践してください!

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2007年5月23日 (水)

頭痛(5)~④水の代謝が悪い事(水毒)による頭痛~

2007gwbaske0006

初夏の日差しが眩しいこの頃、体も夏への変化を始めています。

この時期はを出して体をすっきりさせるといいですよ。

今回は頭痛の原因の“④水の代謝が悪い事(水毒)による頭痛を解説します。

この頭痛は頭が重く痛むぼんやりするのが特徴です。

水毒による頭痛は、胃腸の調子が悪い人によくみられます。

胃腸の調子が悪いと体内の水の代謝(循環・吸収・排出など)も悪くなり、よどんだ水が水毒となり頭に溜まって重い頭痛を引き起こします。

頭痛と共に、吐き気胸のつかえ痰が出る等の症状を訴える方が多いですね。

原因は、食べ過ぎや深夜の飲食、ストレス、寝不足等があります。

対策は、胃腸を立て直して水の代謝をよくする事が大切です。

少食・早寝を心がけ、足湯・腰湯または運動で汗を出して下さい。

水の代謝が良くなると、頭痛だけでなく体も軽くなりますよ。

梅雨ももうすぐです。

体内の水の代謝を良くしておきたい時期ですね。

参考文献*********

・針灸学(臨床編)  東洋医学出版社 

・未病医学のススメ  古川書房  劉影著

******休診のお知らせ*******:

6月11日~17日は

休診とさせていただきます。

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2007年4月18日 (水)

頭痛(1)~東洋医学的にみた頭痛の原因~

Meguro04210014  この春は気候、気圧が不安定で頭痛で苦しむ方がいつもより多いですね。

皆様は大丈夫ですか?

一言で“頭痛”、といっても原因は様々。

病院の検査で異常が無い場合は東洋医学の治療が効果的です。

まずは頭痛を東洋医学からみた原因別に分けてみましょう。

    風邪による頭痛

    血・気の不足(気血両虚)による頭痛

    血液循環が悪い事(瘀血)による頭痛

    水の代謝が悪い事(水毒)による頭痛

    緊張や感情の乱れ(肝腎陰虚)による頭痛

頭痛の原因の主なものを挙げてみました。

次回から1つずつ解説していきます。

あなたの頭痛はどのタイプでしょうか?


**GW中の診察日のお知らせ**

5月1日(火)2日(水)診察いたします。

それ以外の祝日休診とさせていただきます。

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2007年2月20日 (火)

ストレスは万病の元

久しぶりの更新になりました。

07niseko0671_2少し内容を解りやすくしようと頭を悩ませておりました(苦笑)。

今回はよく耳にする”ストレス”について少し考えてみましょう。

ストレス”というと精神的ストレスを連想しがちですが、疲労や睡眠不足、食べすぎ、食品添加物や騒音、大気汚染等も体にとってのストレスです。

また、好きなこともストレスを生むって知ってました?

例をあげましょう。

*******************************

仕事と家事、趣味のお茶で充実した日々を送る40歳の女性。

仕事は忙しいがストレスは感じない、家事もこなし週末は趣味のお茶に通います。

仕事、家庭、趣味と充実しておりストレスは感じないが、最近疲れが取れない、気管支喘息の再発、肩こり、頭痛、便秘が気になります。

*******************************

精神的には充実していますが、仕事、家事、趣味と忙しく肉体的ストレスが溜まっているので体に不調が生まれているのです。

もちろん、ストレスも悪い側面ばかりではありません。しかし、心は充実していても、体がついてこない事はよくありますよね。不調は多彩な事が多く、気持ちまで落ち込んできます。

好きなことをしていても、休養はきちんと取る必要があるのです。

寝ても疲れや不調が取れない時は、温泉や治療といった積極的休養を取ることをお奨めします。

心配な症状がある時はご相談くださいね。

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2007年1月21日 (日)

東洋医学講座~手の少陰心経(後編)~心臓・精神~

07niseko033 今回は手の少陰心経の後編です。

東洋医学でいう””の働きと、不調によって出やすい症状をみていきましょう。

・ 働き 

この経に属する“”の働きは主に下記の2つです。

血脈をつかさどる : 血液循環のポンプ役

神志をつかさどる : 精神・意識・思惟活動、大脳皮質系機能と関係が深い

東洋医学でいう“”は、全てを統括するコントロールタワーの働きをし、循環機能、知能、記憶、睡眠を支配しています。

  が病むと、胸の痛み、不整脈、顔・唇の色がわるい(チアノーゼ)、血行障害などが起こります。

    が病むと、不眠、多夢、狂躁、気持ちが落ち着かない状態、うわごと、健忘、昏睡など、精神、意識活動に障害が出ます。

どれも、重い症状で怖くなりますよね。それだけ、“心”は大切な臓腑だという事です。その分“は大切に守られ、病が入らないようにガードしてあります。

にまで病が及ぶ前に、体は不調のサインを沢山出しているはずです。

その体の声に耳を傾けずに無理をすると、“が病んでしまいます。

そうなる前に、心身の休養とケアをしてあげて下さいね。

「忙しい」と無理しがちな方、休む勇気も必要です。

色々な思いを貯め込み易い方、発散できるよい方法を探しましょう。

呼吸を腹式呼吸にしたり、お風呂にゆっくり入るのもいいですね。

心配なときはご相談下さいね。 

 

参考文献:

「経絡経穴概論」 医道の日本社

「針灸学~基礎編~」東洋学術出版社

また、仙道正四郎先生の講義の内容を参考にさせていただきました。

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2007年1月17日 (水)

東洋医学講座~手の少陰心経(前編)~心臓・精神~

07niseko011_5

お待たせしました。経絡の説明を再開しましょう。       

今回は足の太陰脾経から連なる、手の少陰心経です。

この経に属する臓である“”の説明も併せて行っていきます。

この経は、文字通り、心臓精神と関連が深くとても重要な経絡です。

胸の痛み、心臓の不調、メンタルな部分に不調がある方は要チェックです。

   流れ(ルート)

心中(胸の中央)から始まり、をまとって肺に上がり、腋下から手の内側を下って小指の母指側に終わり、手の太陽小腸経につながっていきます。

その分枝は2つあり、1つは横隔膜を下って小腸に属し、もう1つは上にのぼってのどを挟んでにつながります。

次回は東洋医学の””の働きと、不調によって出やすい症状を説明していきます。

心臓精神と関係が深い臓腑だけに重い症状のものもあります。

”心”が病む前に体をケアする必要性を感じると思います

参考文献:

「経絡経穴概論」 医道の日本社

「針灸学~基礎編~」東洋学術出版社

また、仙道正四郎先生の講義の内容を参考にさせていただきました。

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2006年12月13日 (水)

東洋医学講座~目・耳・鼻の異常と五臓の関係~

06nov05_3 今年も残すところあと半月ですね。

今回は経絡シリーズをワンブレイク。

目・耳・鼻などの感覚器の異常と関係の深い五臓(肝・心・脾・肺・腎)を説明していきます。

東洋医学の五臓が身近に感じられると思います。

東洋医学では、異常が出ている感覚器によって体のどこが病んでいるかを見つけることが出来るのです。五臓と感覚器?と難しく思うかもしれませんが、具定例をあげると解りやすいですよ。

 

*例:口内炎が出来る、が荒れているときは胃腸()が病んでいます。

飲み過ぎ、食べ過ぎのこの時期、思い当たる方も多いはず・・・

五臓

脾 

五腑

小腸

大腸

膀胱

関係深い

感覚器

()

二陰

他の例もあげましょう。

    の疲れ、乾き等の不調は、疲労・ストレス・お酒によってが疲れているかも・・

    味覚、言語の発声や色・形に異常がある時はが病んでいるかも・・・

    鼻水、鼻つまり、くしゃみ、のどの異常(呼吸器)が病んでいる事が多いです。

    耳なり、難聴、生殖器、肛門の異常が病んでいる事が多いです。

思いあたる症状も多いですよね。

感覚器の不調は体からのサインです。

早めにケアしてあげて下さいね。

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2006年12月 5日 (火)

東洋医学講座~足の太陰脾経(後編)~

06nov41_2 今年も最後の12月。一年は早いですね。

遅い紅葉は美しく、慌しい日々にホッと潤いを与えてくれます。

写真は先週行った箱根登山鉄道と紅葉です。

さて、今回は太陰脾経の後編です。

東洋医学でいうの働きと、不調によってでる症状を説明していきます。

 

 

   脾の働き

は外部のエネルギーを飲食物から取り込み、消化・吸収・生合成・代謝し、体に必要な気・血・津液を造り、全身に運びます。

働きは主に3つ挙げられます。

   運化を主る:飲食物の消化・吸収、水分の吸収・運搬を行います。

   昇清を主る:消化・吸収した栄養物質(水穀の精微)を体の上部まで運び、胃の降ろす作用と協調して栄養を全身に送ります。

   統血を主る:血が脈外に漏れ出るのを防ぐ機能

 

 

   の働きのうち、消化・吸収が失調すると食欲不振・倦怠感・やせ細る、水分の吸収・運搬が失調するとむくみが出やすくなります。

   の働きが失調すると、栄養が運搬できずに頭が働かない、脱力感、めまい、お腹がはる、下痢等、またひどくなると内臓下垂がおこります。

   の働きが失調すると、不正出血・血便・血尿等が出やすくなります。

 

 

は消化・吸収だけでなく、水分、血液の運搬にも関係深いとても重要な臓であることが分かりますよね。

ストレス水分・甘い物の取り過ぎでダメージを受けます。

現代人がついついいじめてしまいやすい、多くの人が病んでいます。

思い当たる症状がある方は、ストレスの発散、食事に気を付けて養生して下さい。

 

次回は手の少陰心経です

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2006年11月19日 (日)

東洋医学講座:足の太陰脾経~前編~

Meguro11180001_1 ここ数日で急に寒くなってきました。

木々の紅葉もすすんできましたね。

気温の変化が大きいため風邪をひく方が増えてきました。

今は胃腸からの風邪が流行っているようです。胃のむかつき・腹痛・下痢、寒気と発熱が主な症状です。ご注意下さい!

さて、本題に入りましょう。

今回は、胃経から連なる足の太陰脾経の説明です。

この経に属する臓である“”の説明も併せて行っていきます。

消化器系の不調、下痢・便秘、食欲不振、むくみ、不正出血、無力感、倦怠感等、多くの不調の原因のひとつとなるとても、とても大切な経絡です!!

今回も前・後編に分けて説明します。

 

脾経は、西洋医学でいう胃・腸と関連が深い経絡です。

足の親指からはじまって、お腹⇒舌まで上がっていきます。

    流れ(ルート)

足の親指内側から始まり、足の内側へその外側腹中(脾・胃をまとう)⇒胸の外側のど舌下へと上がっていきます。

その分枝は、へその上から横隔膜を貫き手の少陰心経へと連絡します。

後天の本と呼ばれ、飲食物を消化・吸収・代謝し、体に必要な気・血・津液を造ります。によって造られる気は地の気とも言われ、大地からのエネルギーを体に取り込みます。

 

後編ではの働きや、不調によっておこりやすい病気等を説明していきます。

こんな症状もの不調からくるの?と驚かれると思います

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2006年10月29日 (日)

東洋医学講座:足の陽明胃経~後編~

今回は足の陽明胃経の後編です。

東洋医学でいう“”の働きや、その働きが失調することによって現れる症状を見て行きます。

思い当たる症状が多い、身近な病態です。

  胃の働き

   飲食物を受け取り・消化(受納・腐熟)する。

   ①を小腸へ降ろしていく(通降)。

従って、①の作用が失調すると、食欲不振や膨満感、胃のもたれ・痛み、口臭、便秘が出たりします。

また、②の作用が失調すると、“胃気上逆”といって、嘔吐や吐き気、ゲップ、しゃっくり、口が酸っぱいなどの症状が現れます。

 

他にも、がお酒や飲食の不摂生等でを持つと、食欲過剰、口内炎、唇の荒れ、歯肉(特に上の歯)の腫れや出血の症状がでます。

うーん、思い当たる症状が沢山あり、をいじめていた事を反省しますよね。

は食欲に関連する重要な臓腑の一つです。次に出てくる足の太陰脾経と共に消化吸収をつかさどり、全身の栄養分作り・運搬しています。

体を維持する為の基本となる“”、大切にしてあげて下さいね。

 

次回は足の太陰脾経です。

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2006年10月15日 (日)

東洋医学講座:足の陽明胃経(前編)

Niseko06100023_1 すっかりめいてきました。

一足早く、北の大地(ニセコ)の紅葉です。

  

 

季節の変わり目は、体調を崩しやすいですね。

特にの不調が多く出ます。ぎっくり腰も多いのでご注意を!!

また、これからは空気が乾いてきますので、 呼吸器系の不調も増えてきます。

咳や痰などの咽喉(のど)の不調や、鼻水などの鼻の不調です。

夏からの疲れをしっかり取る体のケアと休養を忘れずに・・・  

 

さて、本題に入りましょう。

この経絡は説明が沢山あるので、二回に分けて行います。

今回は、大腸経から連なる足の陽明の説明です。 この経に属する腑である“”の説明も併せて行っていきます。

胃の不快感、食欲過剰・不振、口臭等が気になる方は大注目です!!

  

胃経は、西洋医学でいうと関連が深い経絡です。 顔から足まで連なる長く、重要な経絡の一つです。

 

・ 流れ(ルート) :

の脇から始まり、下って上歯に入り下あごを巡って 側頭部へ上がる分枝と、のど⇒胸⇒腹⇒ももの前面外側 ⇒膝⇒すね⇒足の示指外側へと下っていく本経に分かれます。

のどから出る分枝は体中に入りに属し、 (次に登場する経絡です)をまといます。

すね(足三里)からの分枝はすねの少し外側を下り本経に合流、

また、足首からの分枝は足の母指で太陰脾経と連絡します。    

この流れ(ルート)は病気が出る場所と関係が深いです。

       

この流れをふまえて、次回は東洋医学でいうの働きや、 不調によっておこりやすい病気等をご説明していきます。

思い当たる症状が沢山出てくると思いますよ。

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2006年10月 3日 (火)

東洋医学講座:手の陽明大腸経

次は肺経から連なる、手の陽明大腸の説明を、

この経に属する腑である“大腸”の説明も併せて行っていきます。

便秘や下痢、皮膚のかゆみ等が気になる方は注目です!!

この経は、文字通り、西洋医学でいう大腸と関連が深い経絡です。

(注:東洋医学の臓腑(肺・大腸など)の名前は西洋医学のものと意味が違うことが多いです。)

     流れ(ルート):

  人差し指(外側)から始まり、肘・腕の外側を上り首の後ろ(大椎)を通った後、下って肺や大腸につながる経絡と下歯から鼻の脇につながる経絡に別れます。その後、陽明胃経へとつながっていきます。

この経に属する“大腸”の働きは、

胃・小腸から送られた食べ物等の糟から水分を吸収し大便を作ります。

東洋医学でいう大腸は、大便を作る過程ではとの作用と関係が深く、排泄にはの作用も関わってきます。従って大腸が単独で病むことは少なく、他の臓腑との連携やバランスが乱れた時に不調が出ます。

 

 

大腸”が病むと、便秘・下痢、下歯の痛み(上の流れを見ると分かります)、が入ると皮膚に痒みがでるなどの症状が出やすくなります。

また、風邪の初期にも大腸経の治療は欠かせません。

首の後ろ(大椎)の寒い感じは風邪のひきはじめによく出る症状です。風邪かな、と思ったら首の後ろを暖めたり、早めに治療すると長引かずに治ります。

これからの季節、と共に治療には大切な経絡です。

参考文献:

「経絡経穴概論」 医道の日本社

「針灸学」 東洋学術出版社 

また、仙道正四郎先生の講義の内容を参考にさせていただきました。

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2006年9月22日 (金)

東洋医学講座:手の太陰肺経~呼吸器・皮膚~

まずは、手の太陰の説明から、

この経に属する臓である“”の説明も併せて行っていきます。

風邪をひき易い、喘息、アレルギー体質の方は大注目です!!

この経は、文字通り、呼吸器皮膚と関連が深い経絡です。

流れ(ルート) :

身体の中央部(中焦)から始まり、大腸や胃口を通り、肺・気管・のどを巡り、腕の内側を下って母指に終わります。その途中で大腸経との連絡通路を持っています。

この経に属する“肺”の働き主に下記の三つです。

    気を司る : 呼吸の調整・気(宗気)の生成

    宣発・粛降 :気や津液(血以外の体液)の全身への散布・栄養や酸素を身体の下方へ送り出す

    通調水道 :水液の運行・排泄・代謝の調節

 

東洋医学でいう“肺”は、体の最も外側で外界から身体を守り、外敵を排除するバリア・フィルターの働きをしています。

生理的には呼吸・汗腺調節・体表防御・免疫などと関連し、

構造的には皮膚・細胞壁などに相当します。

 

“肺”が体質的に弱い方や、病邪が肺に入ると、

風邪・気管支喘息・湿疹・じんましん・痰がからむ・むくみ・便秘・痔・過敏性大腸炎などの症状が出やすくなります。

 

アレルギー体質の方も肺の治療は欠かせません。

思いあたる症状がある方は“肺”が弱っているかもしれません・・・

参考文献:

「漢方マッサージでからだをリセット」ナツメ社  薬日本堂 監修  

「経絡経穴概論」 医道の日本社

「東洋医学のしくみ」日本実業出版社   関口善太 監修

また、仙道正四郎先生の講義の内容を参考にさせていただきました。

 

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2006年9月12日 (火)

経絡~分類と経絡の関係性~

いよいよ、各論に入っていきます。

前回、経絡の中心となる“十二の経脈”と書きましたね。

これらは“手・足”、“陰・陽”で大きく四つに分けられます。

    手の三陰 : 太陰経 ・厥陰心包経・少陰

                ∥      ∥        ∥

    手の三陽 : 陽明大腸経・少陽三焦経・太陽小腸

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

    足の三陰 : 太陰経・厥陰経・少陰

                  ∥    ∥     ∥

    足の三陽 : 陽明経・少陽経・太陽膀胱

 

それぞれの大まかな流れは、 

①手の三陰は胸から手へ、

②手の三陽は手から顔面・頭部へ

③足の三陰は足から胸腹へ、

④足の三陽は顔面・頭部から足に向かって流れています。

また、手・足の上下(∥)は表裏関係といい、関係が深く、

例えば、肺経の病の治療にその表裏関係である大腸経を使うことがよくあります。

 

長くなったので、次回太陰の説明からスタートします。

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2006年9月 4日 (月)

経絡とは・・(総論)

最近、“経絡”という言葉をよく聞くと思いますが詳しい事は?な方も多いはずです。  

少し難しくなりますが、経絡とは“経脈”と“絡脈”の総称でそれらが複雑に連絡しあっています。

・ 経脈 : 身体を上下に流れる縦の幹線で最も重要なもの

・  絡脈 : 経脈の分枝で比較的細く小さく、全身に網の目のように縦横に分布している。

 

経絡の巡行経路と、それに複雑にからみあう分枝によって人体の全ての組織器官・五臓六腑などがつながりを持ち、全体としてのバランスを保っています。

簡単に言うと、全ての器官や組織に行き渡る”経絡”というバイパスを使って身体は調整されているのです。 

 

経絡の作用は主に3つあります。

生理面:気血を運行し、陰陽の調和をはかり、外邪から身体を防御する

病理面:病邪があるとその病邪と関係のある経脈にそって臓腑に伝わり、また、関係の有る部位に症状が現れる。      

(例:肺気が滞ると鼻がつまる、腎精が不足すると耳が聞こえずらくなる等)

治療面:鍼灸による刺激を伝導し、臓腑の虚実を調整し、病を治す。 

身体中に行き渡るバイパスで気血(栄養分)や治療の刺激を伝えたり、調節したりしているのです。また、病気も伝えます。

 

うーん、総論は難しいですね。

次回からは具体的になるので解りやすいと思います。

次回は経絡の中心となる十二の経脈を特徴(蔵象)と共に 一つずつ説明していきます。  

*参考文献:「針灸学」 日中共同編集 東洋医学出版

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2006年8月15日 (火)

東洋医学の診断方法~四診~

前回に引き続き、東洋医学の診断方法です。

四診について詳しくご説明します。

 

【四診 : 望(視る)・聞(聞く・臭う)・問(尋ねる)・切(触診)】

望(視る) : 全身の姿勢やバランス・歩き方・顔色、舌、肌の色や状態など眼による診察

聞く(聴く・臭う) : 声の調子、高低、大きさや体臭・口臭などの診察

問(尋ねる) : 問診で睡眠・食欲・大小便・寒熱・病の新旧をはじめ、生活の細かな点まで聞いていきます。

切(触診) : 

・脈診 : 手首6ヶ所の脈で経絡の状態を診察します。

・腹・背診 : お腹や背中や手足を見て触って、寒熱・硬さ・柔らかさ・肌の状態等から経絡の状態を診察します。

触診では、患者さんの無意識の疲れが体に現れていたりします。

未病を治すのも東洋医学の特徴の一つです。

次回は経絡についてご説明していきます。

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2006年8月13日 (日)

東洋医学の診察方法

久しぶりの更新です。お待たせしました。

東洋医学系のブログを色々考案していたら月日が過ぎていました。

今回はまず血液検査やレントゲン無しでどのように

診断→治療しているのか、東洋医学の診断方法です。 

顔が一人一人違うように体質によって病気の原因も異なります。

東洋医学は四診〔望(視る)・聞(聴く・臭う)・問(尋ねる)・切(触診)〕により、

生れもった体質・性格をはじめ、今の不調の原因とその病位を解き明かし、

一人一人にあわせた治療を行っていきます。 

体は正直です。

自覚するより早く体に症状がでている事はよくあります。

体だけでなく心の状態も診ながら診断・治療していきます。

心と体の不調、何でもご相談ください。

次回は四診を詳しく説明します。

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2006年7月 9日 (日)

夏を乗り切る食べ物とは?

湿度が高い日本の夏。

最近は特に蒸し暑い日が多く体に疲れが溜りますね。

 

この季節は東洋医学的には、胃腸【東洋医学では“脾()”の経絡】が

ダメージを受け易い時期です。

“脾”の経絡は消化吸収だけでなく水分の代謝もになう為、

この経絡が弱ると夏バテ症状(だるい・疲れが取れない・

食欲がない・むくみ・体に熱がこもる・下痢気味など)がでてしまいます。

夏を上手に乗り切るには、弱りやすい胃腸の負担を軽くし、

無駄な水分を代謝して体の熱を冷ます事が大切です。

    味付けはさっぱり目で脂っこい物は控えめに・・

    冷たい食物だけにならないように注意する

つい口当たりのよい冷たい物を多く食べる季節ですが、

冷たい物は胃腸の働きを悪くします。

例えば、そうめんやナスは体を冷やす作用がある為、

ネギや生姜(体を温める作用がある)を薬味にするといいでしょう。

    症状別お奨めの食べ物

    むくみ ⇒ 焼きなす・枝まめ・そら豆・ハトムギ

    体の熱を冷ます ⇒ そうめん・にが瓜・冷や奴

    夏バテ予防 ⇒ うなぎ・豚肉

クーラーや食物で体の冷やしすぎに注意して、

夏バテを予防し暑い夏も元気に乗り切りましょう。

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2006年6月18日 (日)

梅雨のだるさの原因は?

梅雨の季節は湿度が高く、体も気分もじめじめしがちですね。

この季節は“体や頭が重い・だるい”

“喘息や気管支炎が悪化する”などの相談をよく受けます。

   

   

湿度の高い状態は東洋医学では湿邪といい、

特性として重く、体内に余分な湿(水分)がある人は

相互に影響しあい“重だるい”不調を引き起こします。

          

         

湿邪は特に水分の代謝・消化吸収をつかさどる

経絡である脾経をいじめ、さらにむくみや

痰湿(水分が停滞して出来る病理産物)を生みます。

 

また、この痰湿は肺経(呼吸器系)に影響しやすく、

呼吸器系が弱い人は上記のような症状が出てきます。

      

うーん、書いている私も重―い感じになってきました。

湿気は嫌ですね・・・

この季節を少しでも快適に過ごすためには、

    余分な水分や冷たい物を控え目にします。ビールも控えめに・・・(厳しい・・)

    脾経(消化器系)を守るために、甘い物、味の濃い物は控えめにします。

    体を動かし発汗を促す。

消化器系・呼吸器が弱い人は養生が大切な季節です。

この時期の治療では、健脾(消化器系の調整)

利湿(水分の代謝)が大切です。

   

夏を快適に過ごすためにも今から体づくりに努めましょう!

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2006年5月30日 (火)

運動中の水分補給の落とし穴!

Us05sep018 東洋医学ではないのですが、タイムリーなからだ日記を一つ。

(写真はりゅうちゃん、夏毛に変身中です)

最近は急に蒸し暑くなり、汗をかく量も増えてきました。

これからの季節、運動中に足がつる、すぐ疲れる(ばてる)等の症状が多発します。みなさんも身に覚えはないですか?

これらは、適切な水分補給でかなり予防することが出来ます。

最近はドリンクの種類が増え、何がいいか迷いますね。

まず、運動前・中にコーヒーお茶を飲む人がいますが、

これらは利尿作用がある為、運動前・中にはお勧めしません。

30分程度の軽い運動なら大丈夫ですが・・・

また、最近話題のアミノ酸飲料

運動の前後は必要ですが、運動中はアミノ酸の吸収にエネルギーを使ってしまい、肝心な水分の吸収がおろそかになりがちで、足がつるなどの症状が出る事もあります。

従って、運動中は糖質とビタミン・電解質を含むスポーツドリンクが一番いいようです。

早めの水分補給と、適切なドリンク選択で暑い季節も安全に運動を楽しんでください。

*この文は、酒井リズ智子先生のConditioning &Supplementationの講義を参考に書かせていただきました。

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